ETFとは?投資初心者へわかりやすく解説!

ETFとは

「株式投資」や「投資信託」などいろんな資産運用がありますが、最近注目されている「ETF」。

「ETF」は「株式投資」と似たような資産運用になりますがどのように違うのかについて書いていきたいと思います。

投資初心者に向けて詳しく説明していくので、投資への一歩につながれば嬉しいです😊

 

ETFとは?

ETFとは?

ETFとは上場投資信託のこと。

Exchange Traded Fundの略でETFと呼ばれています。

ETFは証券取引所に上場している

投資信託は証券取引所に非上場に対して、ETFは上場しています。

  • ETF:証券取引所に上場している
  • 投資信託:証券取引所に上場していない

証券取引所に上場しているため、リアルタイムでの売買ができます。

 

リアルタイムで売買可能

ETFは上場しているので、個別株と同じようにリアルタイムでチャートの値動きを見ながら売買することができるのです。

取引時間内であればその場ですぐに購入することができます。

「株をすぐに買いたい」と思ってもすぐに買えるし、「暴落したから早く売りたい」といった時でもすぐに売れます。

 

ちなみに、投資信託は購入しても約定までには時間がかかってしまいます。

暴落したときに買い増ししたり売ったりしても約定までに時間がかかるので、予想がしづらいです。

 

ETFのメリット・デメリット

メリット
・市場が開いていればいつでも取引が可能

・リアルタイムでチャートが変動する

・手数料や信託報酬が安い

・分散投資ができる

・NISA口座で取引ができる

デメリット

・購入は1単元からできないものが多い

・分配金の再投資ができない

・つみたてNISAを利用できない

 

【メリット①】市場が開いていればいつでも取引が可能

ETFは個別株と同じように、市場が開いていればいつでも取引ができます。

急な下落が発生してもすぐに売ることができます。

 

ちなみに、投資信託は売却が確定するまで時間がかかってしまいますので、急な下落でもすぐに売ることができません。

ETFの場合は何かあっても素早く対応することができるので、その点は強いですね。

 

【メリット②】リアルタイムでチャートが変動する

こちらも個別株と同じように、市場が開いていればチャートが変動しているのでいつでも見ることができます。

決算時期なんかは急な上昇下降がありますし、チャートを見ながら取引できますね。

株はチャートを見ながら取引することがとても楽しいですよね😂

 

【メリット③】手数料や信託報酬が安い

個別株やETFは手数料が安く、投資信託は少し高いです。

 

例として、楽天証券の「米国ETF バンガード S&P500」と「投資信託 eMAXIS Slim S&P500」を比較してみます。

  • 【バンガード S&P500】経費率:年率0.03%
  • 【eMAXIS Slim S&P500】管理費用(信託報酬含む):0.0968%

0.06%の差しかありませんが、大きな資産になると金額もかなり大きくなってきます。

 

【メリット④】分散投資が出来る

個別株は1社に対しての投資になりますが、ETFは数社への分散投資となります。

例えばバンガードS&P500の場合、総額の大きい米国の代表の500銘柄への分散投資です。

そのため個別株よりもリスクが少ないとも言えます。

 

【メリット⑤】NISA口座で取引可能

NISA口座を開設すれば、非課税で米国ETFを購入することができます。

特定口座や一般口座で取引すると利益の20%が税金として引かれるのですが、NISA口座の場合非課税なので税金がかかりません。

ただし、つみたてNISAとNISAの併用はできませんので注意してください。

一般NISAとは

・5年間の非課税制度

・年間120万まで投資できる

・投資対象は上場企業やETF

 

【デメリット①】購入は1株からできないものが多い

ETFのデメリットは1株からしか購入することができないこと。(日本株は100株からしか買えないものが多いので逆にメリットととらえる人もいます。)

投資信託は100円から投資することができるのですが、ETFや個別株はそれができません。

株価の現在値の金額で購入することができます。

 

例として楽天証券のVOO/バンガード・S&P500 ETFで例えてみましょう。

米国ETF いくらで買える?

引用元:楽天証券 VOO/バンガード・S&P500 ETF

この場合、401.3600ドル/1株で購入することができます。(取引時間外)

取引時間内の場合は現在値の価格がリアルタイムで表示され、その価格で購入することができます。

 

株の購入時、円換算に注意

ドル/円の為替レートも影響してくるので、購入時の価格には注意してください。

米国ETF 円換算引用元:楽天証券 VOO/バンガード・S&P500 ETF

401.36ドルで株を購入することができるのですが、

1ドル=115.11円の為替レートの影響があるため46,891円で購入することができます。

 

【デメリット②】分配金の再投資ができない

投資信託では分配金の再投資・受取を選べますが、ETFの場合は分配金の再投資はできません。

決算の時に、経費を差し引いた分配金を受け取り、証券口座に入金されます。

受け取った分配金は手動で再投資するのもいいですし、そのまま自分のお金にすることもできます。

 

【デメリット③】つみたてNISAを利用できない

つみたてNISAと一般NISAがありますが、つみたてNISAでは米国ETFを購入することができません。

投資対象が全くの別物だからです。

  • 【つみたてNISA】:投資信託
  • 【NISA】:上場株式・ETF・投資信託など

このように投資対象も異なってきます。

 

ETFについて知りたい人の参考になれば嬉しいです😊

最後まで見ていただき、ありがとうございました。